Jamais vu

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自分とはなにか?に答えました。自分をつくる4つのもの。

   

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自分とはなんでしょうか。

自分とは「心」と「身体」です。

心とはなんでしょうか?
心とは『ことば』と『感覚』のことです。

身体とはなんでしょうか。
身体とは<肉体>と<エネルギー>のことです。

ここから丁寧に、「自分とはなにか?」について見ていきましょう。

「自分とは」と思うのは自然なこと

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自分とはなんだろうと思う人は昔からいました。

とくに科学の力が急速に大きくなってからは、科学者たちも「自分とはなんなのか」について論理的に考えています。

自分とはと考えた心理学者

有名な心理学者のエリク・エリクソンさんが自分についてどう考えたのかについて見てみましょう。

彼は『アイデンティティ』という考え方を世にひろめた人です。

アイデンティティという言葉はたぶん聞いたことがありますよね。

アイデンティティと自分

エリク・エリクソンはアイデンティティを確立するには3つのことが必要だと言っています。

①一貫性
昨日の自分と今日の自分はおなじ自分だと、確信をもてること

②独自性
自分というのは【他とは切り離されたもの】だと確信をもてること。

③帰属感
自分はなにかに含まれている/所属していると感じられること。

この3つがアイデンティティをもつ=『自分は自分である』と思うために必要なものだそうです。

自分とはうつりかわるもの

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ただ、エリク・エリクソンの考えはぼくの考え方とは違っています。

人は一貫したものでも、独自のものでもないとぼくは思うんです。

どこまでの意味をこめて、エリク・エリクソンが一貫性という言葉をつかったのかわかりませんが、

昨日と今日の自分は、違うものですよね。

からだの細胞はこの瞬間にも入れかわっています。

それに、その日の気候や体の具合によって、考えかたや行動の仕方も変わるはずです。

人はそこにどんな人がいるかによって、ふるまいかたを変えますよね。

だから、①の一貫性というのが『自分』にあるとは思えないんです。

②の独自性についても似たようなものなのですが、

人は他のものとは切り離すことはできないと思います。

この瞬間にも、この文章を読んでいただいているわけで、この文章を読んでいただいているということは、

この文字やその画面からなにかしらの刺激を受けとっているということですよね。

外からなにか音も聞こえているかもしれない。

自分というのは、そういう外からの刺激を受け入れつづけて生きているものだと思うんです。

だから②の独自性というのも、『自分』をつくるものとは思えないんです。

自分とは変化していくもの

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自分とはもともと安定しないものなんです。

上司といれば固くなるかもしれない。

恋人といればリラックスできるかもしれない。

友だちといれば自然な自分でいられるかもしれない。

家にいるともしかしたら窮屈に感じるかもしれない。

自分というのは、色々なかたちを持ったものです。

自分を1つのかたちの中にはめ込もうとすると、1つのかたちにおさめることのできない『自分』って「おかしいのではないか?」と感じるようになってしまいます。

自分というのは水のように変化するものです。

自分とは『変わるもの』でいいんです。

「自分とは?」の答え

自分とは『変わるもの』という話をしたので、ここから具体的に、自分のなかみについて見ていきましょう。

自分とは身体+心です。

自分をつくるものは以下の4つです。

・肉体
・エネルギー
・感覚
・ことば

それではそれぞれについてくわしく書いていきます。

自分とは身体

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それではまず自分とは身体であるとはどういうことでしょうか。そのことについて見ていきたいと思います。

身体とは肉体

自分というのは『身体』をもっていますよね。

いまこの文章を見ていただいているのは『目』です。そこに座ったり立ったりしているのは、お尻や足ですよね。

呼吸も感じられます。

呼吸をつくっているのは肺やそのまわりにある筋肉です。

心臓は動きつづけています。

自分というのは身体という肉体のことですよね。

身体とはエネルギー

もう1つ身体にはあります。

カロリーを気にすることがありますよね。

カロリーというのは、身体をうごかすためのエネルギーです。

カロリーを取りいれるからこそ、身体は35度〜37度くらいの熱をたもつことができるんです。

ほかにも色々な栄養素が、身体を動かしてくれています。

そのようなエネルギーの流れも、身体をつくる要素といえるでしょう。

食べものや空気や太陽光のようなエネルギーも自分をつくる要素です。

自分とは心

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自分をかたちづくる【心】という側面をみてみましょう。

心は見えないもので、身体よりもとらえにくいところがありますが、繊細に見ていきたいと思います。

心とは感覚

心をつくるものの1つは感覚があります。

感覚というのは、たとえば

・モヤモヤする感じ
・熱い感じ
・イライラする感じ
・かわいいという感じ
・誇らしい感じ

など、ありとあらゆるものがあります。

5感で受けとったものに人は感覚をかんじます。

あの人はかっこいい。あの音楽はなつかしい。あの匂いをかぐと恋人のことを思いだす。

そんなようなことです。

感覚には感情も含まれます。

感情は怒りの感じ、嬉しい感じ、悲しい感じというような喜怒哀楽の感覚ですよね。

5感や感情のような感覚は心です。

その感覚はやはり自分の一部でしょう。

心とはコトバ

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言葉も心に含まれるものです。

人はそれぞれ言葉をつかうルールをもっています。

例えば、「君ってよくしゃべるよね」といわれたときに、どう返すかは人によって違うでしょう。

もっと単純にいえば、「魚」という言葉を投げかけられたときに、そのあとに続ける言葉は人それぞれに違います。

そのような言葉の並べ方のルールや、言葉をつかう状況はひとによって違うんです。

その言葉の使い方によって、その人の感覚は大きく変わってきます。

つまらないと感じてしまうような場にいるとしましょう。

そのとき

「つまらないなあ。なんでこんなところに来ちゃったんだろう」と思う人と、

「つまらないなあ。どうやったら面白くなるかなあ」と思う人は、

結果はどうあれ、その場所にいるときの感覚は違ってくるはずです。

やはり言葉は心をつくります。

言葉も自分をつくる大きな要素なのです。

自分とは自由に変化しつづけていくもの

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自分とはなにかについて見てきました。

自分とは

身体+心 です。

また、

自分とは

自分=(肉体+エネルギー)+(感覚+言葉)

です。

くり返しになってしまいますが、肉体もエネルギーもいつでも入れ替わりつづけているものです。

感覚だってそうです。さっき感じている感覚と、今感じている感覚は違うはずです。

言葉もそうです。人は相手によって言葉の使い方を変えますし、疲れている場面とリラックスしている場面で言葉の使い方は変わってしまいます。

このように、やはり自分とは定まらないものなのです。

だから唯一の自分を探してしまうと、それは見つからないでしょう。

もし「自分とは」という疑問を考えるときには、自分をやわらかいもの、流れるようなものと捉えてみることをおすすめします。