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感情のコントロールができないならこれ!感情コントロール術3選。

      2016/04/18

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感情のコントロールができない。できるようになりたいという相談がたまにある。

感情はどうしても急にやってくるものだ。怒り、悲しみ、楽しさ、嬉しさ。喜怒哀楽というやつだ。

感情はコントロール可能だ。

その簡単な3つの方法とメリットデメリットについて書く。

感情とはコントロールできないもの?

以前テレビを見ていたら、学者の方がこんなことを言っていた。

テレビというのは『ホンマでっかニュース』のことだ。ぼくはテレビを見ないのだけど、ホンマでっかニュースだけは、ネットで配信されたら見るようにしている。

芸人たちの即興芸の応酬と、学者さんたちのコミュニケーションや人間に関する情報がおもしろく楽しめる。

そう。『ホンマでっかニュース』で学者さんが感情についてこう言っていた。

“「考え」と「感情」は大きく違っていて、「考え」は制御できるもの。「感情」は制御できないもののことだ。”

と。

だから基本的に心理学的には「感情」は制御できないもののことを指すようだ。

でもそこで出ていた俳優は、

“いつも感情を抑えてしまう。”

という悩みを抱えていた。

だからやはり、感情は表現される前にコントロールすることも可能なのだ。考えは自分で始めないとはじまらないものだが、感情は勝手に溢れてきてしまう。

その溢れたものをどう抑えたり、どこかに流したりするかというのが、この記事の焦点になる。

感情と身体

感情とはなんだろう。

ぼくは感情とは「身体の感じ」のことだと思っている。

頭に血が上ったり、目に力が入ったり、肩があがったり、前のめりになったときに、怒りを感じる。

下唇が上がったり、目頭に力が入ったり、顔を手で覆ったりしたときに、悲しさを感じる。

そのように身体の感じが感情を生む。感情が身体の感じを生んでいるとも言えるのかもしれないが、

どちらにしても、身体をうまく制御することで、感情をコントロールできるようになっていく。

ニュートラルを知る

コントロール法を書く前に、自分のニュートラルを知っておこう。

感情をコントロールするとしても、どこに向かってコントロールするのか。

それはニュートラルに向かってだ。

ニュートラルとはなにかというと、自分の普段の状態だ。普段の状態をこれだ!と1つに決めることは難しい。ただだいたい普段の自分ってこんな感じだなというのを、感じておくといい。

日常のなかで、「呼吸」「筋肉の緊張」「5感」この3つがどのような状態にあるかを感じておくと、

感情がコントロールできない!と思うような緊急時にも、日常の状態に戻ってきやすくなる。

今はどうだろう。

この文書を読みながら、皮膚はなにを感じているだろうか。スマートフォンを操る指を感じているだろうか。それともパソコンのマウスか。

呼吸はどうだろうか。どれくらいの速度で吸ったり、吐いたりしているだろう。

肩はどのあたりにあるだろう。どこかに過剰に力が入ったりはしていないかもしれない。

それが、「感情をコントロールできない」時には変わってしまうのである。

感情コントロール術

それでは感情のコントロール術に入る。

①5感

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まずは一番手っ取り早いところから行こう。

人は感情がコントロールできなくなっているとき、1つの感覚に意識が向きすぎていることが多い。

たとえば、目で観ることだったり、相手の声を聞くことだったり、なにかの質感を感じることだったり。

その感覚を違う5感にズラすだけで、気分は変わる。

たとえば部屋にいたら、洗剤の匂いを想像してみて、洗剤の匂いをかぎにいく。自宅のドアの質感を想像してみて、触りにいく。

そんなふうに自分の感覚のチャンネルを変えるのだ。

いったん変えたらしばらくそのチャンネルのままで居てみる。匂いにしたら匂いをいろいろと想像したり、嗅いだりしてみる。

ある程度の強さまでの感情であれば、この方法が最も早いだろう。

②表情筋

次は筋肉だ。感情は全身の筋肉と関係している。

特に表情筋は感情と密接に関わっている。

感情をコントロールできないと思ったら、顔の表情をつくる筋肉に意識をむけてみる。

・ひたいをつり上げる筋肉
・まぶたを動かす筋肉
・鼻筋を動かす筋肉
・頬を動かす筋肉
・口角をあげる筋肉
・唇

力の入っている筋肉を見つけ、それを弛めると、感情も緩むことがわかるだろう。

感情が緩んでいるあいだに、外にでも出よう。

③呼吸

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最後は呼吸についてだ。

呼吸はいつも無意識にしている。でも、意識的に呼吸することも可能だ。

感情という無意識なものを制御したいとき、呼吸を意識的に制御することで、それがしやすくなる。

深呼吸をする必要はない。

そのときの呼吸を吸っているときに、吸っている吸っていると思い、吐いているときに、吐いている吐いていると思うだけでいい。それをしばらく繰り返すだけで、感情が落ち着いてくる。

感情をコントロールできないことにもメリットがある

最後に感情をコントロールするデメリットについて書いておく。

感情というのは、本来自然に外に出るものだ。それをコントロールしようと抑えると、それが自分にとって障害になることがある。

最近では、怒りの抑圧が腰痛を生むという研究があるくらいだ。

また、感情の寿命は短いが、それを抑えて感情から色々と頭で考えるようなってしまうとそれはいつまでも続くことになってしまう。始末しづらくなる。

感情をコントロールして抑えても、

・感情をなかったことにしないこと
・どこかで発散すること

この2つは忘れないでほしい。コントロールしたあとに、しっかり処理すると、その後もすっきり過ごすことができる。

だからといって感情をコントロールすることがいけないわけではない。コントロールしたいと思ったときにはコントロールできた方が生きやすいはずだ。うまく利用してみてほしい。