Jamais vu

ことばとからだの情報サイトです。カウンセリングレーベル Jamais vu が運営しています。

*

やりたいことが分からない人へ。今すぐできる3つのこと。

   

compass03

「やりたいことが分からない」という相談はだんだん増えているように感じます。

テレビや雑誌が「やりたいこと」とか「夢」とか「自分らしさ」ということばを多様しているからかもしれません。

すべての人が「やりたいこと」を見つけるべきだ。と言わんばかりです。

「やりたいこと」を「これだ!」と見つけられる人もいますが、それはとてもめずらしいことです。

スポーツ選手になるような人や芸術家、これが転職だと若いころにひらめくことのできる人たちがいます。

それにそういう人たちのことが美談のようにテレビや雑誌で放映されますよね。

でも、そうやって直感的に自分の「やりたいこと」が分かる人というのは本当にすくないんです。

「やりたいこと」を見つける方法は、それだけではありません。

多くの人が「やりたいこと」を見つけられるための方法をここから書いていきます。

やりたいことは束になって見えてくる

bouquet01

まず書きたいことは、やりたいことは束になって見えてくるということです。

ひとまず、スポーツ選手や芸術家のような人が「これをやりたい!」と発見するやり方は忘れてください。

そうではない方法で「やりたいこと」を見つけたいのなら、束になって見えてくることをなんとなく分かる必要があります。

「束になってみえてくる」とはどういうことかここから書いていきます。

やりたいことが分からないときは行動する

「束になってみえてくる」というのは、行動をたくさんしていくなかで、やりたいことの束が身体でわかってくる、という意味です。

・どんな行動をしたらいいのか?
・どうしてそれでやりたいこと/やりたくないことが見えてくるのか?

がわかりませんよね。そのことについて「実験」を例に書いてみます。

やりたいことが分からないことと実験

科学者がいて、かれが緑色の粉をみつけたとします。

かれはその緑色をした粉が、どんな性質をもったものなのか知りたいと思いました。

そのときかれはどうしたか。

かれはその緑色の粉を水に溶かしてみたり、鉄にふりかけてみたり、ねずみに舐めさせてみたりしました。

そうやって緑色の粉をいろいろなものと反応させることで、その粉が「どんなもの」なのかだんだんと分かっていったんです。

自分となにかをぶつける

adventure02

こんなふうに、「なにか」の「なかみ」を知りたいときわたしたちはそれと「他のモノ」を反応させる必要があるんです。

だから「自分」の「やりたいこと」を知りたいときには、「自分」を「他のモノ」とぶつけてみる必要があります。

「緑色の粉」と「水」をぶつけてみるようにです。

やりたいことが分からないのなら、「自分」を「なにか」にぶつけるような行動をしていくしかありません。

それでは

・どうやって行動したらいいのか
・どんなものにぶつかっていったらいいのか

について次の章で書いていきます。

やりたいことが分からない人がやるべきこと3選

やりたいことが分からないと感じている人がやるべきことを3つ書きます。

・身体の声をきいて行動する
・あたらしい対象にぶつかること
・知っている対象にあたらしい状態でぶつかること

この3つです。

①身体の声をきいて行動する

adventure03

行動といっても「いつ」「どうやって」行動したらいいのでしょうか。

そのために身体の声を聞きます。

はじめにできることは、「目的」をもたずに外を歩いてみることです。

だいたい「買い物に行くため」とか、「通勤のため」とか、「人に会うため」とか、そういう目的をもって外に出ることが多いと思います。

そうではなく、なんの目的ももたず、目的地もつくらずに、外に出てみる。

そうやって、自分の感覚が行きたい方向に歩いてみます。

そういう時間はなかなかつくりづらいかもしれません。でも「やりたいこと」を見つけるためだとおもってやってみてください。

この「冒険散策」をしてみると、自分の身体が「そっち!」というほうへ、好きなほうへと歩いていくことになります。

その感覚が大切です。

頭で「こうでああで」と考えた選択ではなく、身体が「これ!」と言うものをえらぶ。

身体の声をつかんで歩く習慣をつけていくと、ほかの場面でも、身体の声をきいてえらぶことができるようになっていきます。

選択の1つ1つが人生をつくっています。

その選択の1つ1つを自分の声にそったものにしていくことで、「やりたいこと」に近づいていくことができます。

とにかく最初は飛びついてみることです。

②全くやったことのないことをする

bungeejump01

自分をなにとぶつけたらいいのかについて書きます。

科学者は緑色の粉を「水」と反応させて、その反応を観察していました。

「自分」のやりたいことを知りたいときに、「今まで知っているもの」と反応させても、自分のあたらしい面を発見することはできませんよね。

だから、「知らない」「全く新しい体験」と反応させてみることが大切です。

たとえばバンジージャンプをしてみるとか、知らない街にひとりで行ってみるとか、

見たことのないジャンルの映画を見てみたりとか、ふれたことのないジャンルの雑誌を読んでみるとか。

苦手だなあと感じる相手とあえて話をしてみるとか。そういったことです。

とくに、あたらしい習いごとやワークショップ、ライブなどで人に会えるような場にいけると、「やりたいこと」に近づきやすくなります。

「自分」を「新しいもの」と反応させていくなかで、「これは好き」「これは好きではない」という方向性がすこしずつ見えてきます。

③やったことのあることをやったことのない状態でする

さいごはやったことのあることをやったことのない状態でやることについて書きます。

②で新しいものと反応させることで「やりたいこと」が見えてくることについて書きました。

③はそれに似ていますが、「新しさ」のとらえかたが違っています。

全く新しい体験というのに飛び込むのはなかなかめんどうなものです。時間も必要だし、労力もかかりますよね。

だからいつもしていることをどう新しい体験に変えるか?を考えます。

たとえば文章はいままでに読んだことがありますよね。

いまこの文章を読んでいる方法をすこし変えてみましょう。

そのためにまずは耳を澄ましてみてください。どんな音がしますか?

部屋のなかにいれば、空調の音や、換気扇の音がするかもしれません。外にいれば車の音や電車の音が聞こえるかもしれません。人の声もするかもしれませんね。

そのなかで1つの音を選んでみてください。

たとえば空調の音を選んだとしたら、その音を聞きつづけたまま、この文章をよんでみてください。

空調の音が耳に届きつづけています。

音をつかみつづけます。

そのまま文章を読みます。

なかなかはじめは難しいはずです。そのように、日常を違う状態で送ることでも、新しさと自分を反応させることができます。

やりたいことが分からなければ自分を観察すること

compass04

やりたいことが分からない人向けに、やりたいことを見つけていく方法を書きました。

まず、やりたいことはひらめくように分かるものではないこと。そうやって分かる人はごくわずかだということ。

それとは違った方法でみつけるには行動するしかないということ。

行動は

・したことのないこと
・したことのあることを違う状態で行うこと

これらをしていくなかで、自分を観察していけば、「やりたいこと」はコンパスが方角を指すように、束になってみえてくるはずです。