Jamais vu

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キャリアカウンセラーの資格をとるためのシンプルな3つの手順。

      2016/04/01

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年末に3ヶ月間キャリアカウンセラーの資格をとるための授業を受けていた。

ぼくが通っていたのは「GCDFキャリアカウンセラートレーニングプログラム」というものだ。

あるときから、個人と対面して支援する仕事がしたくなり、キャリアカウンセラーという資格をとろうと思った。だから、はじめは資格目的で授業はそれほどおもしろくないだろうと予想していた。

それがけっこう面白かったのだ。

ぼくが当たった先生や、クラスメイトがよかったというのもあるだろうけれど、行くのが楽しみになるくらい、クラスは楽しかった。

クラスメイトと一緒にやるワークが多く、その進め方も押し付けるようなところが少なくて好感がもてた。

授業から得るものが多い。

実際のカウンセリングに関するワークも多く(ぼくはもっと多くてもいいと思うけれど)、その内容も偏ったものではなく、さまざまなアプローチの共通項を抽出したような授業になっていた。

それまでカウンセリングのことを学んだことのない人は、資格をとるためというよりも、授業自体から得るものが多いのではないかと感じた。

さきほどクラスメイトの話を書いたが、ほとんどの人が仕事をしている。その合間に、別段とることが義務でもないような資格を自分の意志でとりにくるような人たちだ。

個性的な人たちが集まっている。その出会いが今回ぼくが得た最も大きなものだ。

ここからコストやキャリアカウンセラーになるための手順について書こう。

金銭コスト

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GCDFのプログラムは約30万円くらいだ。教育訓練給付金というのがあって、雇用保険に入っている期間が1年以上あれば、10万円ほど国からの補助金がおりる。なので約20万円だった。

それに受験料が約3万5000円ほど。

あとぼくは、振り替えをたくさんした(基本的に同じクラスに参加が推奨されている)ので、3回目以降1回5400円がかかり、10800円かかった。

キャリアカウンセラーの資格をとるには、合計まあ25万円ほどかかったことになる。

うーん。得たものやこれから得るものと比べるのは難しいけれど、まあトントンかすこし高かったかなあぐらいの感覚を今は持っている。

ただ、4月から国家資格化するので、なんというか、国家資格を持っているという達成感のようなものは所有できる。それが必要かわからないけど。。。

キャリアカウンセラー資格取得の手順

2016年4月から国家資格化するため、テストについては変更になる可能性もあるが、頻度は変わっても、おそらくテストの内容については、大きく変わらないはずだ。

①授業

授業はGCDFの場合、12回だ。

1回の授業が【09:30】に始まって【18:30】に終わる。昼休憩が1時間で、あいまあいまに短いブレイクがある。

非常に長い。学校でも1つの授業でここまでながいものを体験したことはなかった。

ただこれが、思っているよりも短く感じる。それは講師の姿勢や授業スタイルがうまく練られているからかもしれない。

つまらない授業もあったけれど、総じてつらいということはなかった。学校の授業よりも、ラフで、リラックスした雰囲気がつくられているからかもしれない。

でも仕事しながら毎週土曜日に通うのはけっこう大変だ。休みの日が一日なくなるということだから、その3ヶ月間は生活スタイルが変わると思った方がいいかもしれない。

それでも授業自体から得るものは少なからずあるので良い経験ができると思う。

資格取得には、この12回の授業出席が必須になる。

②筆記試験

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資格試験は2つで1つになっていて、1つは筆記試験。もう1つが面接実技試験だ。

試験の内容は書いてはいけないそうなので、アバウトに書く。

さきほど書いた授業自体が、キャリアカウンセラーに必要な【12の能力】を得るためのものになっている。

そのなかには、
・クライアントを支援する理論
・就職するために必要なスキル
・労働市場の動向の調べかた
・クライアントが自分を知ることを支援するためのツール
・メンタルヘルスや法律面での支援の仰ぎかた

など、多岐にわたっている。

それらの12項目のテキストの内容、授業の内容を問うような選択問題と、論述問題で構成されている。

テキストと配布された本をしっかり読んでおけば、解ける問題が多い。ちなみに合格率は、GCDFの場合だいたいだけど7〜8割だ。今のところ筆記試験はけっこう受かるようだ。

③面接実技試験

面接についてだけれど、こちらの合格率は5割。2人に1人が受かるという感じだ。

面接実技試験は、いまのところ15分間。クライアント役と初めて対面し、カウンセリングを行うというものになっている。

これも計4回の授業でおこなわれる実技授業の内容を、実際の場面で活かせるかどうかが問われる。

主に、クライアントとかるい信頼関係を築けるか、ということが問われる。問題解決は求められていない。

授業でも、問題解決は重要だが、それより前の信頼関係を築くための「聴く」という行為に焦点が当てられている。この点が、GCDFの授業に好感がもてた部分だった。

あいての問題をカウンセラー側が解釈して、ビジネスのようにガンガン解決したり、こうしたらいいですよとアドバイスするのではなく、相手が自ら進んでいけるように支援する姿勢だ。

キャリアカウンセラーの資格

キャリアカウンセラーが国家資格になるということは、これから国家が「人と仕事」のマッチングに金銭を投入していくということだ。

遅すぎるぐらいだし、国家の介入がものごとを良い方向に進ませるとはかぎらない。

ただ、授業内容やGCDFという協会や講師・スタッフには非常に好感がもてた。

なので、資格をとるという目的も大事だけれど、その授業の過程で、学ぶものや得るものは多いだろうと思う。個人と対面して支援する仕事がしたいという人には、この授業や資格試験をおすすめする。