Jamais vu

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自分のしたいことを見つけるための堅実な方法

      2017/03/15

discovery01

自分のしたいことに一心不乱にやっている人がいる。そうやってしたいことを突き詰めていく人に憧れる。どうやってあの人たちは「これだ!」と感じられるものを見つけたのだろう。どうして自分はそれを見つけられないのか。

学生のころ、よくそう思った。

やりたいことを見つけられる人には、いくつかのタイプがあって、

①直感的に「これがライフワークだ!」とわかる人
②いろいろなものにぶつかってみて、自分のしたいことはこれだと気づく人

大きくはこの2つに分けられるように見える。

①の人のこころの流れはぼくには解明できないので、②について書いてみたいと思う。

なにかを発見するには?

科学者は実験する。デザイナも試作をつくって実験する。舞台をつくる人たちだって身体を使って実験しながら、表現を追い求める。

人はどうだろう。楽しく生きたい。面白おかしく生きたい。

自分のしたいことを追求したい。

そう思ったら、実験しなければならない。

もし自由を手に入れたければ、思い通りにやりたいと思うのなら、試行錯誤して、ものごとにぶつかっていかねばならない。

『自分のしたいこと』を知りたければ反応させろ

科学者が白い粉を発見したとする。その効果を知りたいとき、どうするだろうか。科学者はそれを何かにふりかけてみるかもしれない。何かと混ぜてみるかもしれない。動物に舐めさせてみるかもしれない。

そのようにして、新しいものに触れさせることで、そのものを知ろうとするだろう。

自分もそれと同じだ。
『自分のしたいこと』を知りたい。

そう思ったら、科学者のように、自分を新しいものと触れさせなければならない。

なんでもいい。今までしたことのないことをしてみる。

自分を研究対象ととらえる

『自分という個体』を自分にとっての研究対象、追求の対象と考える。

『自分』をバンジージャンプと反応させてみてもいいかもしれない。料理と反応させてみてもいいかもしれない。苦手だと感じる人と反応させてみてもいいかもしれない。

①全くあたらしいことをする

とにかく小さなことから、今までしたことのないことをしてみよう。

今までとは違う道を歩いてみる、というのでもいい。
大切なのは、「こっちに行ってみたい」「こっちに行ってみようかな」「なんだかこっちはおもしろそうだ」という感覚だ。頭で考えることではない。「あれ、こっちはなんだろう」と感じる感じ。それをつかんだら、「行ったことのない方へ行く」という不安と、「でも行ってみたら面白いかも」という期待が一緒にあらわれるかもしれない。そのどちらを選ぶかはお任せするが、行ってみると面白いよ、とは言っておきたい。日常のなかに冒険があらわれる。

②新しい状態で既知のことをする

今までしたことのないことに手を出すのが億劫だと言う人は、もう1つ方法がある。

今までしたことのあることを、したことのない状態でやってみる。

ということだ。

たとえば、今この記事を読んでくださっている。文章を読むことは今までにしたことがあるだろう。それを違う方法でしてみる。音を聞いてみよう、室内にいる人は、空調や冷蔵庫などの「ヴ〜」というくぐもった音が聞こえるかもしれない、屋外にいる人は、人の声や電車の音、車の音が聴こえるかもしれない。とにかく普段なら素通りしてしまうような音を見つけてみてほしい。

音を見つけたら、その音を耳でつかんで、はなさないようにしながら、ここから先の文章を読んでみてほしい。意識を切らさずに聞きつづけながら、文章を読むというのはなかなか難しいはずだ。それは当たり前で、それが新しいことだからである。

こうやって、いつもやっていることを、新しい状態で行うというのも、とても楽しく、新しい自分を発見できる方法の1つだ。

束になって見えてくる

自分のしたいことは、直接みつかることもあるかもしれないけれど、この方法でやっていると、間接的に見えてくることの方が多いはずだ。

今までやったことのないことや状態に飛び込んでいく中で、自分がやりたいという感覚ややりたくないという感覚が、実際の行動として浮かび上がってくる。その実際の行動がある程度以上集まってきたときに、その集合を自分の身体と目で見返す。

見返してみたときに、そのやりたい行動の束/やりたくない行動の束が、どちらの方角を指しているのか?が見えてくる。したいことは具体的に、というよりは、そんな風に方角として見えるものなのではないか。

観察すること

自分のしたいことを見つけるには、自分を、興味の対象として観察することが大切だ。あたらしいことをしてみて、自分はどんな反応をするのか観察する。新しい状態をつくったら自分はどのようになるのか観察する。

そうしていくことで、少しずつ少しずつ、自分がわかるようになり(わからない部分も増えるかもしれないが)、自分のしたいこと/したくないことが分かってくるだろう。

①今までしたことのないことをしてみる。
②今までしたことのあることを、したことのない状態でやってみる。

2つを意識すると、生きるのが楽しくなる。

あたらしいことに飛び込んで、自分がどうなってしまうのかを予測せず、なにが起こるか分からないことを楽しむ意識でやってみてほしい。

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自分のやりたいことを見つけるためのメンタルトレーニングを行っています。心だけでなく身体にもアプローチしていくところが特徴です。