Jamais vu

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自分を変える方法3選。今すぐできるシンプルなものを選びました。

   

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自分を変えるとして、そのための方法は無限にあるのでしょうか。具体的な手順については無限にあるかもしれない。ただそれらの骨となる原理には共通の法則がある。

その共通の骨について書く。人が変わる奥義だ。

大前研一さんの方法

日本を代表する知性である大前研一氏はこう言っている。

“人間が変わる方法は三つしかない。一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える、この三つの要素でしか人間は変わらない。”

この3つの方法はかなり本質を突いている。それ以上ないシンプルなもののように思える。大前さんも”この三つの要素でしか“と書くほどだ。

ただぼくはそれしかないとは考えない。違った視点から、もう一段階本質的な人間が変わる方法があると考える。

人はアンテナ

人はどのようにして生きているだろうか。日々、外部からの影響を受け、それに反応を返しながら生きている。それをしていない時間はない。たとえ寝ていたとしても、布団の凹凸や部屋の温度や物音に影響され、それに反応している。

単純化してしまうけれど、人のことを送受信をする「アンテナ」だと捉えるとわかりやすいかもしれない。

大前氏→入力を変える

大前さんは人間に入ってくる刺激の「発生源」について話している。

①時間配分
②場所
③付き合う人

によって、人に入ってくる刺激は決まってしまう。時間配分によって、自分が触れるコンテンツや見えるものや聴こえるものは変わるだろう。場所によって、偶然出会うものや触れている空気感や自然環境が変わるだろう。付き合う人によって、入ってくる情報、できると思えること、自分のモチベーションは変わってしまうだろう。

そのようにして①時間配分②場所③付き合う人、という3つが、人に入力される刺激を決めている。それを変えれば、必ず人は変わるじゃん、と大前さんは言っているのだとぼくは解釈している。

夜になれば眠くなるし、ポジティブな人といつも一緒にいたら自分もポジティブになれるだろう。取り入れる情報を変えたら、考え方や性格は変わるし、気候の良い場所に住めば穏やかになるかもしれない。

ならば「刺激の発生源」を根本から変えてしまえ。すると「刺激」という、人への「入力」が変わる。そうしたら自動的に人の「反応」である「出力」が変わっていく。しだいに刺激と反応のつながりが変化し、定着していく。そのとき人はもう変わっている。大前さんがしているのはこういう話だ。

アンテナ自体を変える

人は外からいろいろなものを受信していて、それに反応して生きている。ということを書いた。それは自分の身体が「アンテナ」のような役割をしているということだ。

ここから本題に入ろう。

焦点を「刺激の発生源」から、「刺激を受信するアンテナ」へと変えてみる。

刺激を受信するアンテナそれ自体を変えることを出発点に、人間が変わる方法を考えてみよう。刺激を変えるのではなくアンテナを変えることで、今までと同じ刺激でも違った受けとり方ができるようになるのだ。と同時に、同じ刺激を受けとっても、その受けとり方を選べるようになる。

人が刺激を受信する場所は「身体」だ。身体が、刺激をうけとるセンサーとなっている。それは「身体」が自分にとっての、刺激の受信機であるということだ。

そこで、身体(アンテナ)を変える3つの要素を考えてみる。

①身体動作の癖を変える(姿勢・仕草・呼吸を変える)
②体感覚の使い方を変える(主に5感の使い方を変える)
③食を変える(人を構成し活動させる要素を変える)

こちらの方が、より直接的に人間が変わる方法だ。

身体動作の癖を変える

これは今までの日常にすこしだけ集中力を足すだけでできる。歯を磨いているとき、茶碗を持っているとき、駅まで歩いているとき、人と会話しているとき(苦手なひとかもしれない。好きな相手かもしれない)、料理しているとき、スマートフォンをさわっているとき。そのような日常的な場面で、自分の身体の状態を観てみる。

どこに力が入っているか。達人でもないかぎり、人はある状況のなかでは特定の筋肉が緊張してしまう。とくに自分にとって難しい場面。たとえばどなりやすい上司と話すとき、批判的意見が多いプレゼンのような場面。そういう場面になると、人は首や肩に力が入ってしまう。そういうときは自分の身体を意識するのが難しい。でもそれを一瞬でもやってみる。すると、その場面での振る舞いかたがすっと変わる。

呼吸を意識してみるのもおもしろい。苦手な人、苦手な場面では、呼吸は浅くなる。それを自覚するだけで、すこし自分は変わるだろう。

苦手な場面から入って、だんだんと、なんともないような瞬間の自分の身体の状態をみられるようになると身体という物理的な部分から、考え方や感性を変えていくことができる。

感覚の使い方を変える。

自分はどこを観ていて、どこを観ていないか。たとえばスマートフォンを触っていれば、スマートフォンの中しか観れていないかもしれない。人の目にはもっと多くの情報が入っているはずだ。

たとえば電車なら、電車の床かもしれない、まえの人の靴かもしれない、吊り広告かもしれない。

すこし集中を増し、視野を広げることで、もうすこし多くの情報が得られるようになる。それは自分の情報入力のキャパシティを広げ、知性と感性につかう力を増やしてくれる。

これは、自分はなにを聞いていて、なにを聞いていないかでも同じ話だ。

食を変える

現代は豊かなので、とても意識しづらいことなのだけど、人は食べ物を食べて生きている。食べ物を食べないと生きていけない。

食べ物が身体をつくっているし、食べ物が脳をつくっているし、食べ物が思考や筋肉を動かすホルモンや神経物質を形づくる。

食べ物が身体という組織、脳という複雑なものを、維持している。

だったら、それらを変えればいい。

気分が優れないとか寝起きが悪いとか言うのは、食べるものである可能性が高い。

東洋医学の考え方のなかには、その土壌にその時期に生えるものを食べないと、好調は維持できないと言われる。そこまで徹底するのは難しいかもしれない。ただ、誰しもより良い食事については考えたことがあるはずだ。

その効果はすぐにはあらわれないかもしれない。ただ、人の身体のほとんどは一ヶ月で入れ替わる。

身体や脳や神経物質を構成するものを変えるために、すこし食をよくしてみてはどうだろうか。

変化する自分になるために。

変化するには、今まで受けとれなかった刺激を受信できるアンテナや、同じ刺激からでも新しい刺激に変換できるようなアンテナが必要なのだ。このことは、ここ4年ほど身体のことに興味を持ってから実際に体感している。

「人間が変わる方法は三つある。一つは身体動作の癖を変える、二番目は体感覚の使い方を変える、三番目は食を変える。この三つの要素で人間は変化する人間へと変化できる。」