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現実から逃げたい人へ。あなたをとことん逃がすマンガ家4選!劇薬注意。

      2016/10/30

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現実から逃げたいと本気で思うときがある。

そんなときどうしたらいいだろう。

悩むのもいい。

考え尽くすのもいい。

誰かに相談するのもいい。

泣くのもいいかもしれない。

 

でもそれでも、現実から逃げたい。

 

そういうときには

逃げてしまえばいい。

どこか違う世界へ。

 

違う世界へとぐいぐい連れていってくれるような

マンガ家を4人紹介する。

一番推したいのは木多康昭だが、

どの作家もあなたを確実にマンガの世界に引きずり込むだろう。

 

※注意してほしいのは、

ここに紹介するマンガ家のせいで現実に帰れなくなるかもしれないということだ。

現実から逃げるための漫画家①日本橋ヨヲコ

日本橋ヨヲコさんのマンガは、

ぼくが1000冊以上あったマンガを

50冊ほどに減らしたなかに残っているマンガだ。

 

これ以上ないほどに、

心に食い込んでくる。

複雑なものを複雑なままに、

でも強烈なメッセージをくれる。

生きる栄養をくれるようなマンガだ。

 

『少女ファイト』はバレーマンガで今も連載中。

『G線上ヘブンズドア』はマンガ家を目指す青年達のマンガ。

これはバクマンのようなきれいな話ではないのでご注意を。おすすめ。

『極東学園天国』。

このマンガは、

ルールを守ることよりも、

レールにのって歩むよりも

大切でおもしろいものがあるということを伝えてくれる。

 

どれもおもしろいが一番のオススメは『G線上ヘブンズドア』だ。

全3巻。

高校生のときに買って、

武蔵浦和駅から読みはじめて、

降りるべき新宿駅で降りずに、

終点の新木場駅まで読んでしまったという思い出がある。

ぜひ。

現実から逃げるための漫画家②新井英樹

新井英樹さんの

『ザ・ワールドイズ・マイン』を読んだのは、

中学生のときだった。

 

「このマンガこんなガキのおれが読めていいの?」

「禁止にしたほうがいいのでは?」

そう思ったことを覚えている。

ほとんどテロリストのような野蛮人が主人公で、

彼がヒーローのように描かれている。

彼は人の値段を大統領に聞いたりとか、

クマと闘ったりとか、

立てこもったりとかする。

 

ひどく常識やぶりのマンガだ。

それでもなにか哲学のようなものが底に眠っていて、

いまの社会のおかしさのようなものを感じさせられる。

ぜひ読んでみてほしい。

 

新井英樹さんは

昔はそのような作風のマンガが多かったのだけれど、

最近はその社会的な部分を強く見せてくれていて、

介護のマンガである『空也上人がいた』や

東北大震災の原発問題をモチーフにした『なぎさにて』は

情緒がありながら、社会常識を破壊してくるような力がある。

必見。

現実から逃げるための漫画家③柴田ヨクサル

『ハチワンダイバー』はドラマ化されたので知っている人も多いことだろう。

『ハチワンダイバー』の作者だ。

絵柄で敬遠する人が多い作家の代表のような人。

 

ただ、

あの絵は最高である。

しばらく読んでいると、

あの絵で書いている意味が伝わってくる。

 

彼が伝えたいのは

絵ではなく、熱量なのだ。

絵よりも文字の方が大きいコマがたくさん出てきたりする。

最高。

 

とくにやっぱり

『エアマスター』は名作だと思う。

常軌を逸した発言をするキャラクターたちが

なぜか本当に存在するかのような空気感で描かれる。

あのユーモアセンスは天性のものだろう。

すごい。

ぼくは『谷仮面』から読んでいるのだけど、

彼の作品はすべてどこかで世界が繋がっているのも魅力で、

『谷仮面』の娘がエアマスターだったりする。

そういうところにも注目するとおもしろいマンガ家さんだ。

現実から逃げるための漫画家④木多康昭

木多さんは本当に変な人らしい。

マンガが書きたくなくて、

編集者ともめている話をそのままマンガに載せてしまう。

ぼくが一番好きなギャグマンガ家である。

 

あ、ただ女性にはオススメしない。

すこし、いやだいぶ下ネタが多い。

でも本当におもしろい。

 

『幕張』なんて、

野球部の話としてはじまるのに、

野球部の話はほぼ出てこない。

最終回なんかは、ストーリにまったく触れず、

作者自身が「やってられっか!」と叫んで終わる。

 

 

木多さんが書くマンガは、

きれいとは言えないのだけれど、

絶妙な表情や

絶妙なポイントでのつっこみやセリフには

関心させられる。

そういう部分で人を惹き付けるマンガを書くひとだなと思う。

現実から逃げたいときに

現実から逃げたいという人に、

普通のマンガ家を紹介してもしかたないだろうということで、

ある程度有名だけど、

あまり触れられないマンガ家を紹介してみた。

 

日本橋ヨヲコさんのマンガは体に入り込んでくるし、

新井秀樹さんは脳を揺さぶり現実を疑わせてくれるし、

柴田ヨクサルさんはとにかく楽しく新しい感覚を伝えてくれる。

木多康昭さんはナックルボールである。笑いたいならこれ。

 

どなたも自信を持っておすすめできる漫画家さんだ。

ぜひ全巻どんと買って、ゆったりと読んでみてほしい。

現実から確実に逃がしてくれるだろう。